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【簿記3級】商品売買について(三分法)

taku7983
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はじめに

現金預金の章では現金・預金の動きを中心に学習をしてきました。では、次に会社の本業である商品売買について学習をしていきましょう。

商品売買の例

例えば、当社が商品を仕入先から100円で仕入れて、得意先に150円で販売した際の仕訳について見ていきましょう。商品売買の仕訳はいくつか手法がありますが、簿記3級の学習では三分法を学びましょう。以前は分記法という処理もありましたが、廃止されましたので無視していい論点です(実務でも使用されていないため)。

  • 商品売買の仕訳方法
    • 三分法:今回の学習
    • 分記法:試験範囲から削除

三分法

三分法とは、商品売買の取引を3つの勘定科目(仕入・売上・繰越商品)に分けて仕訳をする方法です。

繰越商品と仕入の違いは、月末・期末時点で販売済みか否か

  • 繰越商品(商品)
    • 月末・期末時点で売れ残った在庫
  • 仕入
    • 仕入とは、企業が商品を購入すること
    • 月末・期末時点で売れ残ったものは繰越商品(商品)に振り替えられる
  • 売上
    • 売上とは、企業が商品(サービス)を販売すること

上記のホームポジションの図を見て、あれ?資産と費用が同じ借方(左側)なの?と思われた方は下記のページで復習しましょう

ぽち
ぽち
前回の復習
【簿記3級】貸借対照表と損益計算書のつながりについて解説
【簿記3級】貸借対照表と損益計算書のつながりについて解説

商品売買に関する仕訳問題(三分法)

例題

例題1

当社は1個100円の商品を10個を仕入れ、代金は小切手を振り出して支払った。

Q
答え
解説1
  • 三分法で商品の購入は「仕入」勘定を使用する
例題2

例題1で仕入れた商品8個を1個当たり150円で販売して、得意先から小切手を受領した。

Q
答え
解説2
  • 他人振出小切手はすぐに換金できるため現金勘定を使用する。なお、自己振出小切手の受領であれば問題文に指示があるため、特段指示がない場合は他人振出小切手を受領したと考えましょう
  • 1個150円×8個販売=売上1,200円
復習:他人振出小切手
【簿記3級】通貨代用証券について解説!
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復習:自己振出小切手
【簿記3級】預金と小切手について
【簿記3級】預金と小切手について
例題3

例題1で仕入れた商品のうち2個が月末で売れ残りとなった。三分法における月末の振替仕訳を計上しなさい。

Q
答え
解説3
  • 三分法で月末・期末時点で売れ残ったものは仕入から繰越商品(商品)に振り替えられる

例題のまとめ

上記の例題1~3をまとめると各勘定科目の残高は以下の様になります。

  • 売上  :1,200(150円×8個)
  • 仕入  :800(100円×8個)
  • 利益  :400(上記の売上400-仕入800)
  • 繰越商品:200(100円×2個)

最初に仕入れた「仕入1,000円」が月末には販売済みの「仕入800円」と売れ残り「繰越商品200円」になってますね

ぽち
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ぽち
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公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
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