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【簿記3級】売上諸掛・仕入諸掛とは何か、商品売買に係る付随費用の処理方法

taku7983
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付随費用とは何か

付随費用とは

商品売買をする際に一緒に生じる費用であり、配送する際にかかる発送費やシステム利用にかかる支払手数料などがあります。

付随費用は、「売上or仕入」と「当社負担or相手先負担」の合計4パターンに分けることができるため、本日は4パターンを学習していきます。

今回覚える勘定科目

  • 立替金
    • 立替金とは、第三者の代わりに支払った金銭であり、将来に第三者に対して請求できる債権のことをいいます。
  • 発送費
    • 商品などを送付するために必要な配送コストであり、運送会社への運賃の支払い・配送に使用する箱の梱包費用などがある。

仕入側の付随費用

当社負担

付随費用のうち、引取運賃など商品を仕入れるときに発生するものを仕入諸掛(しいれしょがかり)といいます。この仕入諸掛を当社が負担する場合はすべて商品の購入原価(「仕入」の金額)に含めます

例題1

商品¥500を掛けで仕入れ、この引取運賃¥100は現金で支払った。なお、付随費用については当社が負担する。

Q
答え
解説1
  • 必ず借方と貸方の合計額は一致する
  • 「掛けで仕入れ」のため貸方に買掛金が計上される
  • 仕入諸掛を当社が負担する場合はすべて商品の購入原価(「仕入」の金額)に含める

取引先負担

仕入諸掛を相手方(仕入先)が負担する契約となっている場合は、当社が立て替えて支払った金額を、①立替金(たてかえきん)勘定を使って処理する方法と②立替金勘定を使わずに買掛金を減らす処理する方法があります。

例題2

商品¥500を掛けで仕入れ、この引取運賃¥100は現金で支払った。なお、付随費用については相手先が負担する。
立替金勘定を使用する仕訳と使用しない仕訳の2パターン答えなさい。

Q
答え
解説2
  • 立替金勘定を使用するか否かは問題文に使用する勘定科目の指定があるため、問題文から立替金勘定を使用するか考えていくことになります。

売上側の付随費用

当社負担

付随費用のうち、引取運賃など商品を販売するときに発生するものを販売諸掛といいます。この販売諸掛を当社が負担する場合は、当社のコストなので発送費や支払手数料などの勘定を使用します。

例題3

商品¥500を掛けで販売し、この引取運賃¥100は現金で支払った。なお、付随費用については当社が負担する。

Q
答え
解説3
  • 取引先に請求するのは¥500のため、売掛金と売上は¥500計上する
  • 運賃に係る勘定科目は発送費(問題文の指示により、付随費用は支払手数料なども考えられます)

取引先負担

送料は必ず、売り手側が費用科目で処理しますが、買い手側が実質的に送料を負担する場合は、売り手側は、買い手側から受け取る送料の金額を売上の金額に含める処理をします。なお、2022年4月以降の簿記3級試験での改正点のため、もし、古いテキストや古い情報を見ている方はご注意ください。

例題4

商品¥500で販売し、引取運賃¥100を含めた金額を掛け売上とした。取引運賃は現金で支払った。

Q
答え
解説4
  • 取引先に請求するのは¥600のため、売掛金と売上は¥600計上する
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ぽち
ぽち
公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
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