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【簿記3級】貸付金と借入金について

taku7983
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はじめに

会社は設備投資や日々の取引のための資金を銀行などから借入金として調達するか株主から資本金として調達します。本日は借入金についてですが、借入金と資本金の主な違いは以下です。

今回覚える勘定科目

  • 貸付金
    • 貸付金:将来に返金してもらえるお金を貸した金額
    • 役員貸付金:貸付金のうち役員に貸した金額
    • 手形貸付金:借用証書の代わりに約束手形を使ってお金を貸した金額
  • 借入金
    • 借入金:将来に返済する必要があるお金を借りた金額
    • 役員借入金:借入金のうち役員から借りた金額
    • 手形借入金:借用証書の代わりに約束手形を使ってお金を借りた金額
  • 受取利息:お金を貸している期間に受け取れる利息
  • 支払利息:お金を借りている期間に支払う利息

役員貸付金、手形貸付金も貸付金と同じ性質ですが、勘定科目を見て「役員」・「手形を使った」取引なんだと第3者が見てわかるように勘定科目の使い分けをしております。

ぽち
ぽち
補足

通常の商取引に基づいて振り出される手形を商業手形(受取手形・支払手形)と呼ぶのに対して、金銭の貸借に際して借用証書の代わりなどに振り出す手形のことを金融手形といいます。

貸付金・借入金の仕訳問題

例題1

A社はB社に対して普通預金でB社の普通預金口座に¥100,000を貸し付けた。A社・B社それぞれの仕訳を考えなさい。

Q
答え
解説1
  • A社:将来に返金してもらえる(将来に資産が増える)ため、貸付金という資産が計上される
  • B社:将来に返金する必要がある(将来に資産が減る)ため、借入金という負債が計上される
例題2

返済日となり、B社はA社に¥100,000を利息¥1,000とともに普通預金でA社の普通預金口座に返済した。A社・B社それぞれの仕訳を考えなさい。

Q
答え
解説2
  • 受取利息は収益項目で、支払利息は費用項目です
例題3

当社は取締役(役員)に対して¥100,000を現金で貸し付けた。

Q
答え
解説3
  • 役員に対する貸付金の勘定科目は役員貸付金です
例題4

B社はA社から現金¥100,000を借り入れ、借用証書の代わりに手形を振り出した。A社・B社それぞれの仕訳を考えなさい。

Q
答え
解説4
  • 金銭の貸借に際して借用証書の代わりなどに振り出す手形のことを金融手形であり、勘定科目は手形貸付金・手形借入金を使用します。
  • ひっかけ問題として、貸付金・借入金や特に受取手形・支払手形と間違えやすいです
例題5

当社はx1年11月30日に銀行に対して借入元本¥10,000に利息を含めて普通預金で返済した。借入期間3カ月、年利率5%、利息は月数按分で計算しなさい。

Q
答え
解説5
  • 支払利息125=元本10,000×年利率5%×3か月÷年間12か月
例題6

当社はx1年11月30日に銀行に対して借入元本¥10,000に利息を含めて普通預金で返済した。借入期間73日、年利率5%、利息は365日の日数按分で計算しなさい。

Q
答え
解説6
  • 支払利息100=元本10,000×年利率5%×73日÷年間365日
  • 問題文の指示によっては年間360日の場合もあります。特段指示がなければ365日で計算しましょう。
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ぽち
ぽち
公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
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