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【簿記3級】仮払金と仮受金について

taku7983
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仮払金と仮受金が必要となる理由

会社は日々、数多くの取引を行っております。その中で、お金の出入りがあったけれど、取引内容が経理部でまだ不明であることがあります。また、従業員が出張する時に、出張費を先に従業員の方に先に支払うことがあります。

そこで、現金等が動いたが処理すべき相手勘定が不明である場合などに、その勘定科目や金額が判明するまで仮勘定(かりかんじょう)である仮払金・仮受金を使って仕訳します。

今回覚える勘定科目

  • 仮払金(かりばらいきん)
    • 最終的な取引が確定する前に支払った金額(ただし、前払金は除く)
  • 仮受金(かりうけきん)
    • 最終的な取引が確定する前に受け取った金額(ただし、前受金は除く)

どちらも仮勘定のため、暫定的に使用します。そのため、取引内容がわかり次第、正しい勘定科目に振り替えが行われます。

ぽち
ぽち

仮払金・仮受金の仕訳問題

例題1

従業員に出張する際の費用を出張前に概算で¥5,000を現金で手渡した。

Q
答え
解説1
  • 暫定的な支払いのため仮払金勘定を使用する。
  • 借方を旅費交通費(出張費)と誤ることがありますが、まだ費用は発生していないため、借方は旅費交通費(出張費)となりません。
例題2

従業員が出張から戻り、飛行機代・タクシー代(旅費交通費勘定)として¥4,000円を使用したと報告を受け、残金を現金で受け取った。

Q
答え
解説2
  • 仮払金は取引内容が分かり次第、正しい勘定科目に振り替えが行われます。
  • 従業員が費用として使用した金額は¥4,000円であり、残額1,000円は返金を受けたため、借方は旅費交通費(費用)と現金となります。
例題3

当社はA社から普通預金口座に¥10,000円の入金があったが、その取引内容は不明である。

Q
答え
解説3
  • 暫定的な入金のため仮受金勘定を使用する。
例題4

当社は過去にA社から入金を受けた¥10,000円の内容が、掛け取引による入金であったことが判明した。

Q
答え
解説4
  • 試験では「売掛金の回収であったことが判明した」、「買掛金の支払いであったことが判明した」と勘定科目の記載があることが多いですが、今回は「掛け取引による入金」と少し難しくしてみました。
  • 本来は入金時に貸方が売掛金とすべきでしたが、入金時が不明であったため、例題3の様に入金時は貸方に仮受金となりました。また、例題4で仮受金を取り崩して、売掛金のマイナスをしたことで、例題3・4を合算すれば本来あるべき仕訳と同じになります。
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ABOUT ME
ぽち
ぽち
公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
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