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【簿記3級】立替金と預り金について

taku7983
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立替金と預り金が生じる取引について

立替金について

立替金は、売上諸掛・仕入諸掛の章で一度出てきました。以前に、仕入側で発送費を支払ったが取引先(仕入先)に対して請求できるときに立替金勘定を使用すると学びました。その他に、従業員の給料前貸しで立替金が生じます

復習:売上諸掛・仕入諸掛
【簿記3級】売上諸掛・仕入諸掛とは何か、商品売買に係る付随費用の処理方法
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預り金について

みなさんは給料をもらうときに額面給与から所得税や社会保険料が差し引かれて手取り額が振り込まれますよね。これについて、会社から見ますとみなさんからお金を預かって、みなさんに代わって所得税は税務署に、社会保険料は年金事務所などに支払うことになります会社から見て国税庁や年金事務所に対して払う債務が預り金です。

今回覚える勘定科目

  • 立替金
    • 立替金とは、第三者の代わりに支払った金銭であり、将来に第三者に対して請求できる債権のことをいいます。
  • 預り金
    • 預り金とは、第三者に代わって将来に支払う必要がある金銭債務をいいます。
  • 給料
    • 給料とは、労働の対価として従業員の方に支払う金額であり、費用項目です。

試験では以下の取引が出題されます。

  • 立替金
    • 仕入れの発送費の立て替え
    • 従業員の給料前貸し
  • 預り金
    • 従業員の所得税
    • 従業員の社会保険料

立替金と預り金の仕訳問題

例題1

従業員に対して、給料の前貸しとして30,000円を現金で支払った。

Q
答え
解説1
  • 以前に貸付金を学びましたが貸付金と立替金の違いは気になると思います。明確な基準はありませんが、実務では通常、貸付金・借入金取引は契約書を締結しますが、立替金の時は短期的な取引であるため契約書を締結しないことが一般的です。
  • 問題上は「一時的な支払い」、「立替払い」、「前貸し」といった表現の時は立替金を使用しましょう。
例題2

従業員に対して給料¥300,000円から源泉所得税¥20,000円及び社会保険料¥15,000円を差し引き、残額¥265,000円を普通預金で支払った。

Q
答え
解説2
  • 源泉徴収(天引き)された所得税のことを源泉所得税といい、源泉税と聞いたことがあるかたもいらっしゃるかと思います。源泉税という名前ですが中身は所得税です。
  • 問題文の指示によって、所得税預り金社会保険料預り金の勘定科目を使用することもあります。
  • 会社から見ますと合計で¥300,000円を支払うことになるため、¥300,000円が給料として費用計上されます。
  • 借方の給料が額面給与、貸方の普通預金の金額が手取り金額と呼ばれる部分です。
例題3

預り金として処理していた源泉所得税¥20,000円を税務署に、社会保険料¥15,000円は年金事務所に普通預金で納付した。

Q
答え
解説3
  • 借方には、負債である預り金が減少した¥35,000円、貸方には、資産である普通預金が減少した¥35,000円を計上します。
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ぽち
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公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
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