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【簿記3級】資本金と配当金の支払いについて

taku7983
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まず純資産について

まず、純資産は3つに分けて考えていきましょう

  1. 資本金
    • 株主からの出資を受けた金額
  2. 資本剰余金
    • 資本準備金:株主からの出資を受けた金額のうち資本金としなかった金額
  3. 利益剰余金
    • 過去に獲得した利益の残り金額
    • 利益準備金と繰越利益剰余金の2つに分かれる

そのため、純資産は株主から出資を受けた資本金と資本剰余金と過去に獲得した利益の残りである利益剰余金の3つに分けることができます。純資産項目には他もありますが、今回はこの3つについて学んでいきましょう。

今回覚える勘定科目

  • 未払配当金
    • 後日、株主に対して支払う配当金の金額であり、将来に現金支出を伴うため、負債項目です
  • 資本金
    • 株主から出資を受けた金額
  • 資本剰余金
    • 資本剰余金は資本準備金とその他資本剰余金がありますが、今回は資本準備金を覚えましょう
  • 資本準備金
    • 株主からの出資を受けた金額のうち資本金としなかった金額
  • 利益剰余金
    • 利益剰余金は以下の利益準備金と繰越利益剰余金の2つに分かれます
  • 利益準備金
    • 利益剰余金のうち、会社法によって積み立てることが義務付けられている金額であり、配当することができない金額です
  • 繰越利益剰余金
    • 過去に獲得した利益の残り部分の金額であり、株主に対して配当金を支払える源泉です

資本金と資本準備金の違いや資本準備金にする目的

資本金も資本準備金も株主から出資を受けた金額です。会社法では出資を受けた金額のうち50%以上を資本金にする必要があります。資本金と資本準備金の違いはただ、勘定科目の使い分けをしているのみです。資本金が大きい方が第3者から見たときの信頼力を上げることができますが、税務上は負担が増えることがあります。そのため、資本準備金にする目的としては、税務上の負担を抑えることがあります。

利益剰余金を利益準備金と繰越利益剰余金に分ける目的

利益準備金も繰越利益剰余金もその源泉は、損益計算書で計算された当期純利益であり、どちらも過去に会社が稼いだ利益です。利益は基本的に株主に対して配当金を支払うことができますが、議決権を保有しない銀行や取引相手から見た際に、利益をすべて株主に対して配当されてしまうと会社の資金が減少してしまい不安に感じてしまいます。そのため、稼いだ利益のうち一定の金額は利益準備金にする必要があります。

資本金と配当金の仕訳問題

例題1

株主から現金¥10,000円の出資を受けて、50%は準備金に計上した。

Q
答え
解説1
  • 株主から出資を受ける」、「株主に新株発行をして払い込みを受ける」などの表現は資本金が増えたと覚えましょう。
  • 特段問題文に指示がなければ株主から出資を受けた金額は資本金としますが、問題文に指示があった場合は、資本金と資本準備金を計上することがあります。
例題2

株主総会において、繰越利益剰余金を財源として株主に対する配当金を¥20,000円、また準備金の積立¥2,000円とすることが承認された。

Q
答え
解説2
  • 全体のイメージとしては過去に獲得した利益(繰越利益剰余金)を減少させて、株主に¥20,000円支払う未払配当金、利益準備金¥2,000円を計上する。
  • 借方には純資産のマイナスとして繰越利益剰余金を計上する。
  • 後日、株主に対して支払う配当金の金額は、将来に現金支出を伴うため、負債として未払配当金を貸方に計上する。
  • 過去に獲得した利益のうち将来に配当されないように利益準備金を計上する。利益準備金は純資産であり、純資産の増加のため、貸方に計上する。
例題3

株主に対して未払であった配当金¥20,000円を普通預金で支払いをした。

Q
答え
解説3
  • 負債である未払配当金を減少させて、資産である普通預金も減少させる仕訳
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ぽち
ぽち
公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
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