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【簿記3級】伝票取引について

taku7983
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伝票とは何か

伝票(でんぴょう)とは、各部署から経理部へ仕訳の依頼書類です。前回学習した証憑と同じイメージです。前回の証憑では、営業部などから経理部に請求書などを経理部が受け取りましたが、今回の前提としては請求書などの各証憑は経理部以外の部署が保管し、各部署から経理部に伝票が提出されます。

3伝票制とは

伝票には3種類あるので3伝票制と呼ばれます。

  1. 入金伝票
  2. 出金伝票
  3. 振替伝票

入金伝票・出金伝票・振替伝票について

入金伝票とは

  • 入金伝票の特徴
    • 入金伝票なので現金が増加する取引(もし、預金の増加であれば必ず問題文に指示あります)
    • 現金を増やした相手科目と金額が計上されてます

上記の入金伝票から4月30日の仕訳を考えてみましょう。

Q
答え
解説
  • 入金伝票の仕訳は借方が「現金」となります。
  • 貸方は伝票に載っている「売上」となります。

出金伝票とは

  • 出金伝票の特徴
    • 出金伝票なので現金が減少する取引(もし、預金の増加であれば必ず問題文に指示あります)
    • 現金を減らした相手科目と金額が計上されてます

上記の出金伝票から4月30日の仕訳を考えてみましょう。

Q
答え
解説
  • 出金伝票の仕訳は貸方が「現金」となります。
  • 借方は伝票に載っている「買掛金」となります。

振替伝票とは

  • 振替伝票の特徴
    • 現金が動かない取引で使用
    • 仕訳そのままの形で左側が借方、右側が貸方です

上記の振替伝票から4月30日の仕訳を考えてみましょう。

Q
答え
解説
  • 振替伝票は仕訳そのままです。

伝票取引の問題

一部現金取引について

上記の問題だと簡単すぎてしまうため、本試験では売上又は仕入取引で対価の一部は現金で残りは掛け取引にする問題がよく出題されます。一部現金取引について、伝票に記載する方法は2つあります。

  1. 取引を分解する方法
  2. 取引を擬制する方法(一旦、全額を掛取引をして、そのあと現金の取引をしたと考えて起票する方法)

伝票取引の問題

例題
  • 当社は、A社に商品15,000円を販売し、代金のうち10,000円は現金で受け取り、残額は掛けとした。この場合に、伝票に入る項目を①取引を分解する方法、②取引を擬制する方法のそれぞれを答えなさい。
Q
答え①取引を分解する方法
解説
  • 最初に仕訳イメージを下書きしてから答案が望ましいでしょう。
  • 入金伝票には実際に現金が動いた10,000円と売上を記載します。
  • 振替伝票には現金が動いていない5,000円について、売掛金と売上を計上します。
Q
答え②取引を擬制する方法
解説
  • 取引を擬制する方法では、まず振替伝票で全額が掛け取引であったと仮定します。
  • その後、入金伝票で実際に入金した金額を売掛金から回収したとします。
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ぽち
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公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
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