資格

【簿記3級】補助簿(現金出納帳・売上帳・売掛金元帳など)について

taku7983
スポンサーリンク

帳簿とは

帳簿(ちょうぼ)とは「取引を記録するノート」です。帳簿は大きく主要簿(しゅようぼ)と補助簿(ほじょぼ)に分けられますが、本日は補助簿について見ていきましょう。

補助簿とは

補助簿には、主要簿では記載できない、取引内容の明細を記載します補助簿には、詳しい取引の内容を確認したいときにすぐに把握できるメリットがあります。

本試験では下記の補助簿が出てくる可能性があります。ただ、簡単な選択肢や穴埋め問題が多いので、補助簿の大まかな内容を抑えておきましょう

補助簿
補助簿の名前内容
現金出納帳
げんきんすいとうちょう
現金の取引と残高を把握できる帳簿
預金出納帳預金の取引と残高を把握できる帳簿
小口現金出納帳小口現金の取引と残高を把握できる帳簿
受取手形記入帳受取手形の支払人や決済期日などを把握できる帳簿
支払手形記入帳支払手形の受取人や決済期日などを把握できる帳簿
売上帳どの商品をどの相手に何個を販売したかを記録する帳簿
仕入帳どの商品をどの相手から何個を仕入れたかを記録する帳簿
商品有高帳
しょうひんありだかちょう
商品の在庫が分かる帳簿
売掛金元帳得意先ごとの売掛金の動きや残高を把握できる帳簿
買掛金元帳仕入先ごとの買掛金の動きや残高を把握できる帳簿
固定資産台帳固定資産の取得日や減価償却方法など固定資産を管理するための帳簿

補助簿の記入例

まれに試験で補助簿の穴埋め問題が出題されますので、それぞれ見ていきましょう。

仮に出題されても問題分に記載の内容を仕訳の様に記入するのみなので、あまり深く覚える必要はありません

ぽち
ぽち

現金出納帳とは

現金出納帳(げんきんすいとうちょう)とは、現金の取引と残高を把握できる帳簿です。取引日、相手科目、収入、支出などの金額は仕訳と同じ情報ですね。現金出納帳の特徴を見ていきましょう。

  1. 摘要(てきよう):取引相手や取引内容などが記載
  2. 前月繰越:前月の残高
  3. 次月繰越:当月の残高
  4. 残高:「現金」勘定の各取引後の残高金額

預金出納帳とは

預金出納帳とは、預金の取引と残高を把握できる帳簿です。その中で、当座預金出納帳の特徴を見ていきましょう。

  1. 小切手番号:小切手帳から振り出した小切手の番号
  2. 借/貸:「借」は借方残高を示しており、当座預金がプラスの残高であることを示します。「貸」は貸方残高を示しており、当座預金がマイナスの残高であることを示します。

小口現金出納帳とは

小口現金出納帳とは、小口現金の取引と残高を把握できる帳簿です。小口現金出納帳の特徴を見ていきましょう。

  1. 受入金額:小口現金が増えた金額
  2. 支払内訳:それぞれの小口現金の支払い内容を勘定科目で記載
  3. 補給:月末に一定の小口現金残高にするために減った金額の小口現金を増やすことがあります(例.普通預金を引き出して、小口現金を補給)

受取手形記入帳・支払手形記入帳とは

受取手形記入帳とは、受取手形の支払人や決済期日などを把握できる帳簿です。
支払手形記入帳とは、支払手形の受取人や決済期日などを把握できる帳簿です。
それぞれ似てますが、特徴を見ていきましょう。

  1. 手形種類:約束手形と為替手形がありますが、簿記3級では約束手形が出題されます。
  2. 手形番号:約束手形の番号
  3. 支払人:約束手形を支払う取引相手
  4. 振出人:約束手形を振り出した相手、簿記3級では支払人と振出人は同じです。
  5. 振出日:約束手形が振り出された日(取引を行った日)
  6. 満期日:約束手形の代金が支払われる日
  7. 支払場所:手形を受け取った会社が記載ある銀行に手形を持っていくと入金されます。
  8. 顛末:約束手形が決済されたら記載する欄です。そのため、約束手形を受け取った日は「顛末」以外が記載され、決済日になると「顛末」の欄が記載されます。
  9. 受取人:約束手形を渡した相手

売上帳・仕入帳とは

売上帳とは、どの商品をどの相手に何個を販売したかを記録する帳簿です。
仕入帳とは、どの商品をどの相手から何個を仕入れたかを記録する帳簿です。

  1. 摘要:左上 取引会社、右上 現金取引or掛け取引or値引など取引の概要、下段は左から商品名・数量・単価の記載があります。
  2. 内訳:複数の商品を販売した場合に内訳が記載されます。
  3. 総仕入:値引きを考慮前の金額
  4. 純仕入:値引きを考慮後の金額

商品有高帳とは

商品有高帳(しょうひんありだかちょう)とは、商品の在庫が分かる帳簿です。「払出」の「単価」が論点になることがあり、次回に学びましょう。

  1. 受入:在庫が増えた情報
  2. 払出:在庫が減った情報
  3. 残高:在庫の情報

売掛金元帳とは

売上帳元帳とは、得意先ごとの売掛金の動きや残高を把握できる帳簿です。内容は他の補助簿と同じのため、ざっと構成を見て頂ければ十分です。

買掛金元帳とは

買掛金元帳とは、仕入先ごとの買掛金の動きや残高を把握できる帳簿です。内容は他の補助簿と同じのため、ざっと構成を見て頂ければ十分です。

固定資産台帳とは

固定資産台帳とは、固定資産の取得日や減価償却方法など固定資産を管理するための帳簿です。固定資産台帳の特徴を見ていきましょう。

  1. 取得日
  2. 資産名
  3. 数量
  4. 償却方法:定額法か定率法が多いですが、簿記3級では定額法が出題されます。
  5. 耐用年数
  6. 取得価額:付随費用を含めた固定資産を購入するのにかかった金額
  7. 期首減価償却累計額:前期以前に取得した固定資産の期首時点の減価償却累計額
  8. 期中取得:期中に取得した固定資産の取得金額
  9. 減価償却費:当期の減価償却費
  10. 期末減価償却累計額:期首減価償却累計額+減価償却費
  11. 期末帳簿価額:取得金額-期末減価償却累計額
次のページ
【簿記3級】在庫の計算(先入先出法・移動平均法)について
【簿記3級】在庫の計算(先入先出法・移動平均法)について
前回のページ
【簿記3級】主要簿(仕訳帳・総勘定元帳)について
【簿記3級】主要簿(仕訳帳・総勘定元帳)について
このエントリーをはてなブックマークに追加
ABOUT ME
ぽち
ぽち
公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
記事URLをコピーしました