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【簿記3級】在庫の計算(先入先出法・移動平均法)について

taku7983
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商品有高帳の復習

前回に商品有高帳は商品の在庫が分かる帳簿と学習しました。上記は商品の単価が「前月繰越」と「4月5日仕入」のどちらも10円なので、4月10日に売上で「払出の単価」が10円であることは直感的にわかりますね。では、仕入単価が異なる商品を仕入れた場合に在庫の単価の計算方法にはいくつかありますが簿記3級では2つの在庫の計算方法を見ていきましょう。

  1. 先入先出法
  2. 移動平均法

先入先出法とは

先入先出法とは

先に仕入れたものから先に払い出した(売り上げた)と仮定して、払出単価を決める方法

例えば、商品は期首に前月繰越で10個(@10円、100円)あり、期中に90個(@20円、1,800円)仕入れ、4月10日に20個販売した場合を見ていきましょう。先入先出法は、先に仕入れたものから先に払い出した(売り上げた)と仮定するため、4月10日に20個販売したときは、先に前月繰越の10個(@10円、100円)が払い出たとして、もう10個は当期に仕入れた10個(@20円、200円)が払い出たと計算します。そのため、前月繰越の在庫はすべて払い出たため、在庫として残るものは@20円の商品です。

移動平均法とは

移動平均法とは

商品の受入のつど、在庫の平均単価を再計算して、それを払出単価とする方法

先ほどと同じ例題で移動平均法を使って計算してみましょう。移動平均法は、商品の受入のつど、在庫の平均単価を再計算して、それを払出単価とする方法と仮定するため、4月5日に商品を受け入れた際に、商品の合計の受入金額1,900円、数量100個のため、単価は1,900円÷100個=19円です。そのため、4月10日に販売した商品と販売後に残る商品の単価は19円となります。

在庫計算の問題(先入先出法・移動平均法)

例題

以下の空欄に当てはまる金額を先入先出法と移動平均法で計算した場合に以下の空欄を埋めなさい。

Q
答え(先入先出法)
解説
  • 先入先出法では、先に前月繰越の在庫を販売したと仮定するため、4/20の売上原価(販売した商品の原価)は1,600円(40個×40円)+5,500円(110個+50個)=7,100円
  • 次月繰越の50個は前月繰越はすべて販売されたため、4/5に仕入れた@50円を使用して、2,500円と計算されます。
Q
答え(移動平均法)
解説
  • 移動平均法では、商品の受入のつど、在庫の平均単価を再計算するため、4/5に商品を受け入れたため、単価は、(1,600円+8,000円)÷(40個+50個)=@48円と計算されます。
  • この48円を使用し、て売上原価と次月繰越の金額を計算します。
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ぽち
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公認会計士
大学在学時に公認会計士試験2次試験合格。卒業後は4大監査法人で上場会社の会計監査・内部統制監査に従事。その後、コンサルティング会社に転職。2023年に当サイトを開設。
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